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Race Schedule

3rd Match Racing World University Championship
Reporter 長堀裕樹 ----------2006/10/19


今回、出場のために手伝っていただいた一木さん、JSAF寺島さん、大学生クルーを探すことを手伝っていただいた皆様、最後まで応援メッセージを送ってくださった皆様ありがとうございました。
3rd Match Racing World University Championship は、地中海に浮かぶ島スペイン、マヨルカ島  Real Club Nautico de palmaで開催されました。ここは4月にディンギーの大会で有名なプリンセス・ソフィアトロフィー、キールボートのコパデル・レイなどが行われるとても大きなヨットハーバーです。


ヨットクラブ

この大会は18歳から28歳までの大学生を対象にしたマッチレースでアメリカ〔2チーム〕、イギリス、イタリア、オーストラリア、スウェーデン、スペイン〔2チーム〕、ドイツ、フランス〔2チーム〕、日本の学生9カ国12チームが集まりました。
船はプラトーで4人乗りMAX350kgで行われました。
日本にいるときの甘い考えでは、まさかヨットをやっている大学生で100kg近い選手はそんなにいないのでは? と思い、逆にプラトーを4人でうまく走らせるのにはどうしたらいいかを考えました。
しかし、僕の考えは甘かったです。学生でも100kgクラスの選手が各チーム1人はいます。最低でも80kgの選手が2人は乗っているのが現実でした。
僕たちチームはTeam Bambinoで一緒に組んでいる城山洋太、佐藤大介にj24、月光チームより石山雄大さんを迎えてのチーム編成をしました。日本の大学生でマッチレースをやるにはベストのメンバーを集めることが出来ました。
肝心のレースは日本のマッチよりコースが長くスタートラインが短く感じました。軽風域では地元の見えないブローを掴むことが出来ず、なかなか前を走り続けることが出来ませんでした。また安定した風域では少しのスピードの差を縮めることが出来ず勝ち星を取ることの難しさを教えられました。自信の付いた点としては、11マッチのスタート全てイーブン以上の状態で出れたことです。日本での練習の成果が出たと思います。
今回の遠征で自分に足りないものがはっきりわかりました。
パエリヤパーティーでは、お土産の日本酒が役立ちました。アンパイアー、選手などが日本チームの席を囲んで話ができたことは何よりも思い出です。

今回いろいろな国の選手と交流してヨットのやっている環境の違いを感じました。
1、アメリカチーム、ドイツチーム、スウェーデンチームは大学の代表として来ている。全員が同じ大学で一緒にヨットをやっている。

2、フランスチームのスキッパーはマッチレースしかヨットはやっていないと言っていた。フランスではローカルのマッチレースも多く、マッチレース以外のレースに行く時間が無いよう。学校はばらばらで、今回のマッチの為に新しくチームを作った。

3、オーストラリアチームはRSYSのユースプログラムでマッチをやっている。彼らはヨットクラブが持っているエリオット6を使い練習していて、マッチレースだけでなくいろいろな船に乗っている。
他にもスペインやイギリスがヨットクラブの代表だった。

4、イタリアチームは知ってはいる仲だが、ばらばらの活動をしている。
スキッパーは470、トリマーはプラトー、バウはJ24だそうです。
このようにヨットのやり方がいろいろあることに驚きました。

僕の予定では今年大学を卒業してしまうので、大学在校生の皆さん是非チャレンジしてみてください。

1位Dorling(AUS)
2位Weiler(ESP1)
3位Morvan (FRA1)
12位長堀裕樹

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